アース・オーバーシュート・デーとは
2021年の「アース・オーバーシュート・デー(地球の資源を使い果たした日)」は、7月29日でした。
「アース・オーバーシュート・デー」とは、アメリカの環境シンクタンク「グローバル・フットプリント・ネットワーク」が算出し、発表しているもので、地球が1年間で生産可能な生物資源を人類が使い果たした日のことです。
(地球が生産可能な資源 / 利用)× 365 = アース・オーバーシュート・デー
1970年のオーバーシュートが12月30日だったのに対し、今では7月下旬にまで早まっています。

10年ごと推移
年 | アース・オーバーシュート・デー |
1970 | 12月30日 |
1980 | 11月4日 |
1990 | 10月10日 |
2000 | 9月22日 |
2010 | 8月6日 |
2020 | 8月22日 |
2021 | 7月29日 |
2020年、パンデミックで一時的に改善しましたが、2021年は、その前と同じ時期に戻ってしまっています。
「グローバル・フットプリント・ネットワーク」のプレスリリースによれば、アマゾンの森林伐採急増の影響を受けたとのこと。
いまの暮らしに、地球が何個必要か?
2021年のように資源を使い続けた場合、地球が1.7個必要だそう。
また、世界中の人々が、アメリカ人のような暮らしをした場合、地球は5個、日本人のような暮らしをした場合に、地球は2.9個必要になるとのこと。
各国の暮らしを世界中がした場合、地球は何個必要になるか?
国 | 必要な地球の数 |
アメリカ | 5個 |
オーストラリア | 4.6個 |
ロシア | 3.4個 |
フランス | 2.9個 |
ドイツ | 2.9個 |
日本 | 2.9個 |
イタリア | 2.8個 |
ポルトガル | 2.8個 |
スイス | 2.8個 |
イギリス | 2.6個 |
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コンテンツのソース
How many Earths? How many countries?(Earth Overshoot Day)
Past Earth Overshoot Days(Earth Overshoot Day)
アース・オーバーシュート・デーは知らぬ間に7月29日に戻っている(Earth Overshoot Day)
エコロジカルフットプリント, バイオキャパシティとは(One Planet Alliance)
運営

櫻田潤
インフォメーション・デザイナー
インフォグラフィック専門のコンテンツレーベル「ビジュアルシンキング」運営。📚著書『たのしいインフォグラフィック入門』他