
Future Proofとは?
このインフォグラフィックは、『Future Proof』が2020年7月に公開した記事「The Most Climate-Friendly Sneakers for Summer 2020」掲載のデータをもとに作りました。
『Future Proof』は、環境配慮の視点から商品をレビューするサイトで、ジャーナリストのティム・デ・シャント(Tim De Chant)氏が立ち上げたプロジェクトです。
スニーカー以外に、ラップトップパソコン、テレビ、冷蔵庫、LED、ギフトに関する商品レビューを公開しています。

スニーカーの評価方法
素材や製造時のエネルギー使用量など環境配慮の面と、スニーカー本来の価値である快適さやデザインなど機能面の2つを総合した評価になっています。
環境配慮の評価
1.Eco-Friendly Materials(素材)25点満点
2.Manufacturer Energy Use(エネルギー使用量)20点満点
3.Durability(耐久性)10点満点
4.Recyclability/Waste(リサイクル性・廃棄)10点満点
5.Transparency(透明性)5点満点
6.Packaging(パッケージ)5点満点
機能性の評価
1.Comfort(快適さ)10点満点
2.Versatility(汎用性)10点満点
3.Design(デザイン)10点満点
4.Weight(重さ)5点満点
5.Price(価格)15点満点
これらに対して、メーカーの公開情報、専門家の分析、AmazonやZapposのレビューなどをもとに、『Future Proof』が点数を付けています。
選ばれた10種類のスニーカーのうち、4つがナイキとアディダスのもの。この2大メーカーと並んでリストに名を連ねたのは、オールバーズ(Allbirds)、サオラ(Saola)、ヴェジャ(Veja)、メレル(Merrell)、ニソロ(Nisolo)、スペリー(Sperry)の6ブランドでした。
10スニーカーの中で、最も高得点だったのが、オールバーズの「ツリーランナー」です。環境配慮の面だけだと、ナイキの「スペースヒッピー」が2ポイント上回っていますが、機能面で8ポイント上回り、総合でトップとなりました。

なお、持続可能性コンサルティング会社「Quantis」のレポート『Measuring Fashion』(2018年)によれば、温室効果ガス排出の内、フットウエアが占めるのは全体の1.4%とのことです。
ソース
The Most Climate-Friendly Sneakers for Summer 2020(Future Proof)
このビジュアルに関連するSDGs目標

著者

櫻田潤
インフォグラフィック・エディター
情報の理解と伝達にビジュアルを活用することに取り組んでいます。
SNSでフォロー
ビジュアルシンキング ラボ
メンバーになって
限定情報にアクセス。
noteのコミュニティ機能を使って、会員限定コンテンツ配信を行なっています。会員の方は、制作の舞台裏や、インフォグラフィック事例の解説、日々の気づきなどにアクセスできます。