OECDのインフォグラフィック活用

OECD(経済開発機構)は、経済・社会・環境の幅広い分野について、様々なレポートを出しています。その中から、インフォグラフィックを活用している事例を取り上げます。

たとえば、子どもの早期教育についてまとめたレポート『THE FUTURE AT FIVE』(2021年3月公開)は、全7ページにわたってインフォグラフィックを全面的に使っています。

THE FUTURE AT FIVE

OECD 早期教育 インフォグラフィック 1
OECD 早期教育 インフォグラフィック 2
OECD 早期教育 インフォグラフィック 3
OECD 早期教育 インフォグラフィック 4
OECD 早期教育 インフォグラフィック 5
OECD 早期教育 インフォグラフィック 6
OECD 早期教育 インフォグラフィック 7

このレポートには、子どもの家庭環境が学習に与える影響や、子どものデジタル端末の利用状況など、3カ国(アメリカ、イギリス、エストニア)、7,000人の子どもについて、保護者・教師から調査した結果がまとめてあります。

無料レポートは「Issuu」で公開

OECDのレポートは無料で閲覧できるものと、有料のものがあります。無料のレポートは、デジタルコンテンツの配信プラットフォーム「Issuu」で公開されています。

OECD ISSUU

その中から、あと2つ紹介します。

Development Co-operation Report 2020

2020年12月公開の『Development Co-operation Report 2020(開発協力報告書)』にも、インフォグラフィックが使われています。

OECD 開発協力報告書 インフォグラフィック 1
OECD 開発協力報告書 インフォグラフィック 2

2020年版の『開発協力報告書』は、COVID-19の影響に多くが割かれていました。

Accelerating Climate Action

2019年9月公開の『Accelerating Climate Action』では、インフォグラフィックがさらに特徴的な使われ方をしています。要約(in brief)として、言葉とセットで展開しています。

OECD インフォグラフィック 事例 2
OECD インフォグラフィック 事例

文字情報とインフォグラフィックは対立するものではありません。情報を文字で詳しく知りたい人、まずビジュアルで全体を掴みたい人、あるいは両方で補完したい人など、受け手のタイプや内容・シーンによって異なるニーズがあります。

この事例のように、両方を用意して組み合わせて使うのが理想的です。

タグをチェック

ACミラン Adidas ESG EURO Umbro お金 アワード アーセナル オリンピック サステナビリティ サッカー サプライヤー ジャーナリズム スポンサー セリエA チェルシー チャンピオンシップ デザイン トッテナム ネットゼロ パリ・サンジェルマン ビジネス ブンデスリーガ プレミアリーグ ポルトガル代表 マンチェスター・シティ マンチェスター・ユナイテッド ユニフォーム ラ・リーガ リヴァプール リーグ・アン レアル・マドリード レポート ワールドカップ 人種差別 先発メンバー 女子サッカー 新記録 映画 気候変動 温室効果ガス 温暖化 監督 食料

コンテンツを見逃さない

新着コンテンツや最新動向をメールでお届けしています。

書籍もどうぞ

「インフォグラフィック制作ガイド」は、これからインフォグラフィックを使おう、作ろうという人にとってのガイドブックです。
「たのしいインフォグラフィック入門」は、インフォグラフィック制作を、ピクトグラム制作と図解に分解し、それらの掛け算で身につけていく本です。

著者

櫻田潤

インフォグラフィック・デザイナー

インフォグラフィック専門のコンテンツレーベル「VISUALTHINKING」運営。著書『たのしいインフォグラフィック入門』『インフォグラフィック制作ガイド』