2024年発行予定のお札では、渋沢栄一、津田梅子、北里柴三郎の肖像が使われることになっています。
本格的に肖像が使われ始めたのは明治時代で、1881年(明治14年)の神功皇后が最初でした。
ではその後、日本ではどんな人物が肖像に使われてきたのでしょうか。歴代の人物をまとめました。

肖像を使うのはなぜ?
肖像を使う理由
お札に肖像を使う理由は、主に2つあります。
(1)偽造防止
人の顔を見分けることに慣れているため、違和感に気が付きやすい
(2)親近感
よく知られている偉人を採用することで、親しみを感じてもらう
肖像の選定ポイント
- 極力実在の人物であること
- 業績があり、知名度も高く、日本を代表する人物であること
- 国民から尊敬され、親しみやすいこと
- 人の目を引く特徴のある顔立ちであること
- 簡単に複製できないこと
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インフォグラフィックのソース
日本初の肖像入りのお札 改造紙幣(神功皇后札)1円(お札と切手の博物館)
お金に関する資料(貨幣博物館)
お札に関するよくあるご質問(国立印刷局)
お札の歴史(国立印刷局)
千円紙幣(建部大社)
お金の話あれこれ(日本銀行)
制作

櫻田潤
インフォグラフィック・デザイナー
インフォグラフィック専門のコンテンツレーベル「ビジュアルシンキング」運営。📚著書『たのしいインフォグラフィック入門』他