希少性が高く、電子機器や電気自動車など先端技術に欠かせないレアアース。どの国で生産量が多いのか、アメリカ地質調査所(USGS)のレポートをもとにインフォグラフィックを作りました。





〈表現したかったこと〉
アメリカ大統領に再選したトランプ氏がグリーンランドを欲しがっている──そんなニュースを目にしました。グリーンランドは、アメリカにとって安全保障上、重要な意味を持つというのがその理由。
また、グリーンランドには、貴重な鉱物資源「レアアース」が豊富に埋蔵されていると言われています。アメリカ地質調査所(USGS)の最新レポートによれば、その量は世界で8番目。アメリカに次ぐ量です。
レアアースは、電子機器や電気自動車、クリーンエネルギーなど先端技術に必要な資源ですが、埋蔵量が少なかったり、技術的・経済的に抽出が難しいことから、希少性が高く、その多くは一部の国で生産しています。
特に中国が世界の生産量の7割近くを占め、アメリカ、ミャンマーを加えた上位3カ国で9割近く。今回は、そうした生産の偏りを見てわかるようにしたいと思い、レアアースの生産量と生産割合をグラフベースで表現しました。
〈データ〉
レアアースの生産量(2024年)
国 | 生産量(トン) | 世界での割合(%) |
---|---|---|
中国 | 270,000 | 68.5 |
アメリカ | 45,000 | 11.4 |
ミャンマー | 31,000 | 7.9 |
オーストラリア | 13,000 | 3.3 |
タイ | 13,000 | 3.3 |
ナイジェリア | 13,000 | 3.3 |
インド | 2,900 | 0.7 |
ロシア | 2,500 | 0.6 |
マダガスカル | 2,000 | 0.5 |
ベトナム | 300 | 0.08 |
マレーシア | 130 | 0.03 |
ブラジル | 20 | 0.01 |
その他 | 1,100 | 0.3 |
世界のレアアース生産量合計(2024年):約39万トン
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制作
櫻田潤
インフォグラフィック・デザイナー