This is ティム ・クック

ティム・クック Tim Cook Apple CEO

人物

本名ティモシー・ドナルド・クック(Timothy Donald Cook)。オーバーン大学生産工学理学士、デューク大学経営学修士。

アメリカ南部の小さな町で育つ。のんびりとした田舎町だったが、人種差別が色濃く残っており、子供の頃から差別を目の当たりにして育った。

ピクトグラム 差別

IBM、コンパックなどを経て、1998年に倒産の危機にあったアップルに入社、スティーブ・ジョブズによるアップル再生を生産オペレーション面から大きく支えた。2005年より最高執行責任者(COO)、2011年より最高経営責任者(CEO)。

キング牧師とジョン・F・ケネディを尊敬、2人の写真をオフィスに飾り、手本としている。敬虔なクリスチャンで、信仰に篤い。2014年、ブルームバーグへの寄稿でゲイであることをカミングアウト。「同性愛者であることは神が私に与えてくれた最高の贈り物の一つだと考えています」と述べた。

ビジネスにおいて倫理観を重視しているのが特徴で、IBM時代の上司レイ・メイズはクックの優れているところとして「労働倫理」を挙げている。経営学修士(MBA)取得のため通ったビジネススクールでは、倫理学のコースも受講している。

ピクトグラム 倫理

倫理については、2013年に次のように述べている。

ビジネスに携わる多くの人は、倫理について考えるとき、不正会計やインサイダー取引を連想します。しかし、私はそうではありません。倫理について考えるとき、私はある物事を、それを発見したときよりも良い状態で、後に残すことを考えます。

出典『ティム・クック─アップルをさらなる高みへと押し上げた天才』(リーアンダー・ケイニー著)

アップルCEO就任後は、ジョブズ時代と打って変わり、寄付や教育支援、労働搾取問題、環境保護、多様性の推進に取り組む姿勢を見せている。

ユーザーのプライバシー保護にも力を入れ、アップルはフェイスブックやグーグルのようにユーザーの個人情報をビジネスに利用することはないとしている。

ピクトグラム プライバシー

また、政府機関からバックドア(正規の手続きを踏まずに、内部に侵入できる裏口)の作成を求められた際も、要求を跳ね返している。

「良いこと」と「良い成果」は両立できると考えており、実際、業績でも売上・利益の最高記録更新やアメリカ企業初の時価総額1兆ドル突破といった成果をあげている。

アウトドアが好きで、休日はサイクリングやハイキングをして過ごす。

ピクトグラム サイクリング

年表

参考文献

おすすめの本

アップル 沈みゆく帝国

アップルCEO就任後、ビジネス面で大きな成果をあげる前のティム・クックがどういう風に見られていたか知るのによい本。ジョブズのような革新性が見られないとして、ティム・クックの資質に疑問を投げかける内容。

ティム・クック 伝記

『沈みゆく帝国』が2014年までのティム・クック像だとしたら、その後の成果を反映して、彼の良い面に光を当てた本。ティム・クックの幼少期からの歩みが辿れるとともに、彼が大切にする価値観がわかる。

インサイド・アップル

アップルの組織として強さをひも解く本。ジョブズ時代の話を中心に、ティム ・クックがCEOを引き継いだ2011年までが描かれている。ティム・クックについては、ジョナサン・アイブや他の副官と比べながら、フラットに評価している。

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