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活用事例

「世界保健機関(WHO)」の
インフォグラフィック活用

「世界保健機関(WHO)」によるインフォグラフィックの活用事例を紹介します。

世界保健機関 WHO

ミッション実現の手段

WHOがインフォグラフィックで伝えていること

WHOのミッションは、「政策立案者、研究者、実務者が効果的に活動できるように、科学的に正確で、国際的に重要な公衆衛生情報を広めること」です。

その手段のひとつとして、インフォグラフィックを活用しています。

WHOのサイトの「Data stories」というコーナーを見ると、「健康」「ウェルビーイング」「ヘルスケア」に関するインフォグラフィックが公開されています。

たとえば、次のインフォグラフィックは、2019年に開始したWHOの5年計画『the Triple Billion targets』の概要を伝えるものです。

「ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)」「緊急医療」「健康な人の人口」の3領域において、それぞれ今よりも10億人が良い状態になることを目指す取り組みで、30億人を目標に掲げています。

※ ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)とは、必要な時に必要な場所で、経済的に困窮せずに、必要な保険医療サービスを受けられること。

SDGsとインフォグラフィック

つづいては、SDGs(持続可能な開発目標)とWHOの活動の関わりを伝えるインフォグラフィックを紹介します。

SDGsの目標達成には、健康に関する取り組みが幅広く影響しています。そこで、次のインフォグラフィックでは、SDGsの各目標に健康に関する指標がどれだけ関係しているか、それからそれを踏まえて、WHOがどう取り組んでいるかをまとめています。

また、SDGsに関しては、このインフォグラフィック以外にも「健康」の視点から全体目標との関係を一覧にまとめたインフォグラフィックや、ソーシャルメディア向けのマイクロインフォグラフィックも公開しています。

WHO SDGs インフォグラフィック
Health in the SDG Era

ここまで最近の事例を挙げてきましたが、WHOは以前からインフォグラフィックを活用しており、サイト内検索で「Infographic」をキーワードにすると、過去事例を見ることができます。

インフォグラフィックの多言語化

WHOのような国際機関は、世界中の人々に情報を届け、支援・協力を広げる必要があります。

すべてではありませんが、英語のインフォグラフィックだけでなく、スペイン語、アラビア語、中国語、フランス語、ロシア語バージョンが用意されているものもあります。

2020年代のインフォグラフィック活用

2010年代のインフォグラフィック活用で目立ったのは、マーケティングとジャーナリズムでした。

2020年代は、SDGsや気候変動、BLM、個人データ保護など、社会問題の認識合わせと解決に向けてインフォグラフィックの活用が増えるのではないかと予測しています。

その際に大事なのは、多言語化に加えて、切り口や作風の多様化です。多様なインフォグラフィックを用意することで、情報にアクセスする人、社会問題に関心を持つ人を増やすことができるのではないかと考えています。


著者

櫻田潤

インフォグラフィック・エディター

情報の理解と伝達にビジュアルを活用することに取り組んでいます。


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