櫻田潤
インフォグラフィック・デザイナー
経歴
2010年に、仕事の傍ら、趣味プロジェクトとして、当サイト「VISUALTHINKING(ビジュアルシンキング)」を立ち上げ、インフォグラフィックに関する情報発信と自主制作を開始。

徐々に仕事の依頼が入るようになり、「WIRED」の誌面グラフィックや「Huffington Post(現ハフポスト)」「TechCrunch」「Engadget」日本版メディア資料などをデザイン。この経験を機に、メディアの仕事に興味を持つ。

2013年、初の著書『たのしいインフォグラフィック入門』を上梓。インフォグラフィックの入門書として、重版12刷のロングセラー本となりました。
この本をきっかけに、2014年、「NewsPicks」編集部の立ち上げに誘われて参画。モバイルでの閲覧に適したビジュアル主体の縦スクロールで読み進められる記事フォーマットを確立。絵巻物の現代版をイメージし、堅苦しい経済情報をカジュアルに伝えることを目指しました。
2019年には、「NewsPicks」ソーシャル編集部を立ち上げ、TwitterやInstagram上で「NewsPicks」のコンテンツを試し読みできるようにしていきました。読者との接点を増やすとともに、「NewsPicks」を知らない人たちにどんな媒体か知ってもらうきっかけを作ることを目指しました。

2022年からは、「NewsPicks」が新たに創刊した子ども新聞「NewsPicks for Kids」のアートディレクターに就任。創刊号より、デザインやイラストレーションを担当しています。毎号、特集テーマに合わせて世界観を設定し、表紙をポスターのように捉え、紙面にグラフィック要素をたくさん取り入れているのが特徴で、従来の新聞のような文字を「読む」体験から、絵本のような「見る」体験にシフトすることを目指しています。
個人での活動も継続。「VISUALTHINKING」をインフォグラフィック専門のデザインレーベルと位置付け、インフォグラフィックを中心に、コンテンツやグラフィックの制作を行っています。
また、2024年に『インフォグラフィック制作ガイド』を出版。「インフォグラフィックとは」の定義から、制作プロセスまで、一冊にまとめました。