チェルシーでは長年、9番をつけた選手が成功できないことから「9番の呪い」と言われています。実際のところ、どうなのか歴代9番のプレミアリーグ得点数を調べてみました。
![チェルシー 9番の呪い](https://i0.wp.com/visualthinking.jp/wp-content/uploads/2023/06/389cb1264ac81c9add003c36e591b66d.png?resize=2382%2C3368&ssl=1)
20年続く呪い
この20年で最も活躍したのは、ジミー・フロイド・ハッセルバインクで、プレミアリーグ得点王をとりました。
ハッセルバインク以降、歴代9番は奮っておらず、クレスポ、トーレス、ファルカオ、モラタ、イグアインといった実績十分の選手が10点取れればいい方。
そんな中、一筋の光となったのが、19/20シーズンのタミー・エイブラハムで、当時監督だったランパードが、補強禁止処分の中でアカデミー出身の若手に出場機会を与え、メイソン・マウントやリース・ジェイムズたちとともにチームの主力に抜擢しました。
このシーズン、エイブラハムは15得点をとり、チェルシーのチャンピオンズ・リーグ出場権獲得に貢献。次のエースと期待されましたが、翌年、監督が代わると出場機会を減らし、セリエAのローマに移籍。
次に9番をつけたルカクも思うような結果が出せず、1年でインテルへローン移籍。続いて18/19シーズンの得点王オーバメヤンが「9番の呪い」に挑みましたが、出場機会に恵まれなかったこともあり、1ゴールしかあげられませんでした。
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櫻田潤
インフォグラフィック・デザイナー
サッカーとインフォグラフィックを愛するコンテンツレーベル「ビジュアルシンキング」運営。著『たのしいインフォグラフィック入門』『インフォグラフィック制作ガイド』他