タイタニック号の生存率を客室ごとに比べてみました。「Titanic Inquiry Project」のデータを使用しています。

生存率に表れる階級社会
等級が上がるほど、生存率は上がり、一等客では男性の生存率こそ34%でしたが、女性は97%、子どもは100%でした。
二等客は男性8%、女性84%、子ども100%。三等客は男性12%、女性55%、子ども30%で、はじめて子どもの犠牲が出ています(子どもの乗客数が一等・二等と比べ、多いのも要因の一つ)。
また、乗員の生存率は男性22%、女性91%でした。全体では、2,206名中703名が生存で、生存率は32%でした。
生存率
男性 | 女性 | 子供 | 全体 | |
一等客 | 34% | 97% | 100% | 63% |
二等客 | 8% | 84% | 100% | 42% |
三等客 | 12% | 55% | 30% | 25% |
乗員 | 22% | 91% | – | 23% |
全乗客 | 19% | 77% | 50% | 32% |
ソース
British Wreck Commissioner’s Inquiry(Titanic Inquiry Project)
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櫻田潤
インフォグラフィック・デザイナー
インフォグラフィック専門のコンテンツレーベル「ビジュアルシンキング」運営。著書『たのしいインフォグラフィック入門』他